Door to Door きっとイエスと言ってもらえる
嵐の二宮さんが主演した「DOOR TO DOOR」はアメリカに実在する人をモデルに作られた映画。モデルとなったビル・ポーターさんは生まれつき脳性麻痺で言語障害があり手足にも麻痺がありながら、訪問販売の仕事に就きトップセールスマンになりました。
ビル・ポーターは1932年、カリフォルニア生まれ。1961年、自然化粧品や健康食品などを訪問販売するワトキンズ社で試験採用としてセールスマンの仕事をゲットします。この職を得るまでが大変な道のりでした。職を得た彼は毎日100軒の家を訪問します。不自由な足で1日に歩く距離は15kmだったそうです。勤務を始めて14年で休んだのは2日だけ。その結果彼は、地区でトップの成績を収めます。
1995年、オレゴン州ポートランドの新聞が彼の半生を記事に取り上げ話題になり、ニュース番組などでも紹介され、全米にその名を知られるようになり、本が出版され、映画化されました。
ビルは腰痛で引退する1998年まで訪問販売を続け、現在は販売の一線からは退いたが、顧客サービスの仕事を続けているそうです。
「僕の脳性まひは生まれつきだ。症状が悪くなることはないが、よくなることもない。見たとおりの状態だよ。大騒ぎするようなこのじゃない。過去の話だし、どうでもいい。これがあるからといって、自分で決めた目標が達成できないわけじゃないからね。」「雨の日は大好きですね。家に人がいることが多いから、絶好のセールス日和なんです。」ビルはこう言っている。障害のために身支度に時間がかかる彼は、雨の日は大変おっくうなはず。しかし彼はそんな風には考えない。
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