病気かなと思って病院に駆け込まないで by Dr.安保徹
ー自律神経と白血球の関係を世界で初めて発表ー
KEY WORDS
活性酸素=free radicals/ / reactive oxygen
活性酸素焼け
自律神経=生き様→体温の動き
無理しすぎも不活発も低体温を引き起こす
私たちは、ご馳走を食べた後だけ血糖値が上がるのではなく、交感神経緊張状態になって副腎(adrenal)から出るアドレナリンあるいは、交感神経 (sympathetic nervous system) の末端から出るノーアドレナリンも血糖値を上げる作用をもっている。日本人のように、巨大肥満のない国で糖尿病になるというのは、忙しさ。忙しくて高血糖になって糖尿病になった人にもっと運動しろというのは、もっと交感神経緊張を増やすということ。だから間違った指導を受けてなかなか治らない状況になる。
大人の問題は、圧倒的に交感神経緊張状態によるものとして解決できるが、子供の場合は、交感神経の問題だけではたどり着けない。特に日本のような豊かな国では、リラックスの副交感神経の破綻で病気になるケースが子供に多い。副交感(parasympathetic)は、1、休憩体調 2、睡眠体調 3、dygestion(ものを口にした時から排泄まで)。私たちはものを食べると穏やかになる。かなり頭にきた人でもご馳走を食べると許してくれるでしょ。食べることはリラックス。今の子供たちは外で遊ばないけどご馳走はいくらでも食べれるので、副交感神経優位になる。
副交感神経がいき過ぎると筋肉の発達が進まない。骨格の丈夫さが進まないという流れにはいる。私たちは重力の負荷がかかった時に筋肉が使われ骨格の丈夫さが発展する。だけどいつも家でゲームをやったりご馳走が食べれる状態だとリラックス過剰で筋肉と骨格の丈夫さが維持できなくなり、疲れやすくなる。お手伝いもあまりやる気が起こらない。授業を聞いていても疲れる。姿勢を正す筋肉も足りない。そもそも頭を使う・意識を集中させるのは交感神経の働き。私たちは辛い目にあった時は乗り越えようとして脈拍を増やして血圧をあげる。穏やかでリラックス過剰の生き方の弱点は困難に出会った時に乗り越える気迫がなくなり敗北してしまう。子供は子供らしく外で遊んでそれなりに体を鍛えて、甘いものを毎日食べるのはやりすぎだなとブレーキがかかるような食生活も必要。
お年寄りの場合、60代でも70代でも仕事をバリバリやっている人は、忙しさで体を壊しやすいが、一方定年退職をして何もする事がないような人は、リラックスしすぎて、能力低下で体を壊すという流れも出でくる。お年寄りといえども家にぼんやり引きこもってばかりいないで、筋肉を鍛えて骨格を丈夫にしていると生きる能力を維持できる。私たちの体は、運動をしないで筋力が低下あるいは頭を使わないで脳の力が低下していくと、体もそれに合わせて死ぬ準備を始める。お年寄りは能力低下で死んでゆき、子供は能力低下で生き辛くなる。
私たちは、無理しても危険。楽しても危険。人間はちょうどいいところを選んで勘でわかるようにできているので自分の勘を信じて、極端にならないよに身を守らなければならない。こうやって自律神経の働きを知ると病気の謎がわかってくる。
もう一つ自律神経の働きで大事なのは体温の調節。私たちの体温は、寝てる時は低くて、起き出すと高くなり、ある特定の体温になる。個人の持つ特定の体温は、自律神経=生き様 と繋がっている。だいたい忙しくいきている人って、平熱が高い。のんびりいきている人は平熱が低い。自律神経のメリハリが良く、日中は交感神経が働いて夜はぐっすり寝て目覚ましも必要なく目覚めるという流れに入ると、自律神経のバランスがよく、XX温(脇下?)で体温を測るとだいたい36.5度くらいになる。もし皆さんが日中に汗をかいたりすると体温は急激に下がるし、運動すると急激に上がりますが、普通に落ち着いている時に体温を測ると平熱が出るわけですが、その時に36.5度が出たら、ま、自律神経のバランスがいいという目安になる。平熱が36.8度とか37.0度とか、高めに出る人は、仕事をバリバリやって営業とか。。。外にでて活躍するような人は体温が高い。体温の高い人はいつ見ても血色がいい。副交感型に偏っている人は体温が低くなる。36.2度とか36.0度とかの人はおしとやかな人。私たちは平熱の範囲が36.0度から37.0度の範囲であれば、病気になることはあまりない。だけど私たちは忙しさや悩みに巻き込まれる、あるいは不活発で代謝が抑制状態になると、無理したした人は血管収縮=血流障害により低体温になり、楽した人は不活発による低体温になる。無理した人の低体温と楽した人の低体温は、外見で区別がつく。
私たちは無理をするとエネルギー生成系のミトコンドリアから活性酸素が出て、になる色が黒くなっていく。忙しい人は筋肉が発達して色が黒くて顔色が悪い外見になる。おしとやかな人、楽して低体温の人は活性酸素焼けしないで色が白くてブヨブヨして皮膚の弾力がなくなる。東洋医学には”冷えは万病の元”という言葉があるんですが、無理しても病気・楽しても病気になるということ。で、エネルギー生成系のミトコンドリアは、37度以上のXX体温がないと働けないですから、体を温めてあげると、無理した低体温も楽した低体温も、どちらにも良い。私たちは体を温めることで、代謝を取り戻して元気になる。
次に生き様/自律神経に結びついているのが白血球です。体を守る白血球も自律神経の支配下にある。酸素を運ぶ赤血球は1マイクロリッターの血液中に400万個くらいいありますが、白血球は4000〜5000くらいです。皆さんこの頃子供達に、やたらに手洗いしろウガイしろと言うようになったでしょ。でも外から黴菌やウイルスが入ってきても白血球が守ってくれているから本当は手洗いもうがいもあまり必要ないんです。白血球の数も自律神経の支配下にあるんです。病院で白血球の数値を図ってくれるでしょ。この白血球の数は皆さんの生き様が決めているんです。だいたい平均が4500くらいで、活発にいきている人は5000、6000、7000と、多くなるんです。おしとやかでやさしい性格の女性は白血球が少ないし、血圧も低い。私たちは生き方が活発になると、体を守る細胞も必要ということになり、骨髄に自律神経が働いて白血球を増やすんです。赤血球もそうです。酸素を運ぶような生き方を続けると赤血球は増えるようになる。骨なんかの丈夫さも私たちの生き様がきめている。だから骨粗鬆症も病気ではない。だから高いほうがいいとか低い方が良いとか多いとか少ない方がいいとかではなくて、皆それぞれ生まれ持った性格が表れているんです。
白血球の種類は、無脊椎動物まではたった一種類です。マクロファージだけ。脊椎動物は背骨ができたことによって自分を支えられるようになり動きが活発になり、内臓も支えられるようになって寿命が延びた。それで白血球も進化させ、マクロファージの食べる力をもっと強くした顆粒球ができた。もう一方では、飲み込む作用を誘発できないような小さな異物、ウイルスのような小さな危険なものには、マクロファージを退化させて接着分子を多様化させて抗体を作るまで能力を高めたのがリンパ球。リンパ球のおかげで私たちはウイルスから守られている
人生何事も経験ですからインフルエンザだってノロウイルスだって、一回はかかっておかないと、話題も盛り上がらない。この世は常在するいろんなウイルスであふれている。子供の頃にいろんなウイルウスに感染して体験をして大人の免疫になっていく。
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